格安ツールワゴンの製作


バイクを「いじる」ときにいつも工具やパーツの置き場に困ってしまう. いつも足元にステンレス製のバットを置いて
そこに入れるようにしているけど,ハンドル周り なんかの比較的高い所をいじるときに工具が足元にあるとなると
作業性が悪く,何かスマート じゃあない.でもねえ,売ってるワゴンは大きくて狭い我が家のガレージには不向きで,
お金を出してまで買おうと,どうもふんぎれません.

そんなある日,寅次郎の散歩がてら,ホームセンターコ○ナン (もう,こんな書き方やめてもいいかなあ??)に
立ち寄ったときに見つけました. 「組み立て式ラック.現品限り980円」.これを何とか改造して狭い我が家のガレージ
にも使える「ミニ」ツールワゴンが作れないかなあ・・・・??
店先で寅次郎と10分ほど悩み,ダメでも980円なんで買ってしまった.
ちなみに散歩中なので自転車でした.左手に寅次郎のリードを持って,右手にラックを抱えフラフラしながら,
でも心は期待に胸を膨らませ・・・・.

で,今回は狭い我が家のガレージ用のツールワゴン製作のお話しです.


鼻歌まじりに自転車で担いで帰ってきたラックです.

980円がたまりません!!


仮組したところ.

う〜ん,我が家のガレージには大きすぎ!!

サイズはW610×D280×H1205(mm)


小さくするために棚板を切断.
切り取って間引いた後に溶接するため,できるだけ真っ直ぐに
切らないといけないので, 小型丸ノコに切断砥石をつけて
切断した.

ちゃんと保護メガネはしてるよ.手は熱いけど・・・.


右が今回使った丸ノコ.
ガイドがあるので真っ直ぐ切るのに都合が良かったので
切断砥石を取り付けて??使用したけど,実は・・・・・.

左は普通のディスクグラインダー.


右が丸ノコ用のチップソーで木材などの切断用.取り付け部の
内径がΦ20mmです.
左がディスクグラインダー用の切断砥石.取り付け部の内径が
Φ15mm

丸ノコのチップソーでは鉄板は切れないので切断砥石を付けて
・・・.ん??
内径が違うのでちゃんと付きません

辛うじて付いてます.絶対真似はしないで下さい.


4枚ともケガをしないで切断できました.
(ちょっと熱かったですけどね)


溶接する箇所の塗装を剥離剤で剥離しようとしたけど,
ご覧の通り.

この剥離剤,以前はこんな事なかったのに,すぐに乾燥して
一向に剥離できません.

サンデーペイントさんどうなってるの!!
今度メーカーに電話してみようっと.


仕方がないのでサンドブラストしました.

富士研磨砥石商会さんから買ったメディアはストレートの モノより
研磨カスの飛散が少なくて使いやすいなあ.


板厚は0.7mm.突合せが悪いと穴が明きます.
そんでもって案の定,穴が明いて
汚くなってしまいました

恥ずかしいですが正直にお見せします.

日々,精進します.

それにしても性格なのでしょうか,下手くそな時は
腹が立ってきます.
手間ばっかり掛けやがってこの野郎!!

この辺りからだんだん創作意欲が低下 してきています.


歪んだので,叩いて修正しました.

かなり,になってきています.


つや消しの黒を塗ってます.ちなみに198円です.

塗装でごまかしているようで自分が許せません.


ツールワゴンみたいな背高のっぽのモノに使うキャスターは
車輪(コマ)が小さいと,ちょっとしたモノにでも突っかかって
こけちゃうので大きめがいいです.ちなみにこれでΦ50mmです.

キャスター受けは角座金を流用してます.一個20円なんで迷わず
買いました.
メッキは溶接する際に「はじける」ので削って剥がしています.


角座金を溶接したところ.
元の高さが1205mmあって高すぎるので全高
(キャスターも 含めてね)が1000mmになるように支柱を
切断しています.

この高さは一見適当のように思えますが実は

人間工学宇宙の法則から決めたものです.





・・・・・嘘です.適当です.


オプション装着.

ダイソーに行ったらこんなモノがあったので買ってきました.
ちょっとはかっこよくなるかなあ.

少しやる気が出てきました.


とりあえず出来ました.

棚板に市販のゴムマットを敷いて

ごまかしています.





           今回の直接的な出費は1600円くらいなんですが・・・

           でもねえ,溶接が結構面倒くさかったしなあ・・・・

           その割にクオリティーがイマイチやしなあ・・・

           今回も頑張った割には気持ちが晴れない工作でした.

           次回は溶接なんかしないで 端っこを折り曲げて作ります.




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