少し前の修理のお話し.
刀号を友人から譲ってもらい車検整備をしていた時,何気なくフロントアクスルシャフトのクランプボルトを増し締めしたら
「ぼろっ」て感じで折れてしまった.余りにもあっけなく折れたのしばらく呆然としたが車検が明日に迫っているので
とりあえず修理してみることにした.
このマシンも何度か事故歴もあるのでその影響を受けているのかもしれない.ちなみにパーツリストでスタッドボルト
単品で出ているか調べて見たが残念ながらアウターチューブと一体モノだった.
古いモデル(ANDF付き)のアウターチューブならスタッドボルトが単品で出ているだけに悲しさ倍増.
折れたボルト. パーツリストを見てもボルトだけ外せそうにないので, 切り落として新しくボルトを溶接することにした. |
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ねじ山が無いところだけ残して切り落とす. 「あ〜あ,後には戻れないなあ」と少し後悔しながら切り落とした. |
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延長用に用いる寸切りボルト.サビ防止のため SUS製を使用する. |
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必要な長さに切リ出した寸切りボルト. |
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溶接のために固定する. 溶接は楽しいけどこんな下準備が面倒くさいと思ってしまう. |
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重要な箇所だけに,十分な溶接深さになるように 開先処理を施しTIG溶接した. |
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これが切り落とされた
残骸さん.
何とか車検には間に合いました.応急処置として修理したけど代わりのフォークが無いため今だこの状態で
おかあちゃんは乗ってます.その間,キャンプ道具を満載して北海道も走ったりしてます.
人間って怖いモノですね.最初の心配なんて時間が経つにつれ忘れてきています.
おかあちゃんへ.多分大丈夫です.でもあくまで多分なんでそこんとこよろしくね.まあ一本折れても,
もう一本あるのでポロって事にはならないと思います.
でもこれも多分です.
その代わりに折れない事を心から
祈り続けています.
南無〜なんてね.
PS.こんな修理は絶対真似しないで下さい.あくまで個人的な修理ですので・・・.
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