その4.覗き窓の部分の加工


覗き窓の加工

キャビネットの蓋に覗き窓を取り付けるため,
蓋の平らな部分を切り取る.


アルミ板を切り出して溶接し窓枠を作製する.

アクリル板を挟み込むため,その板厚分だけ立体的に作る.


覗き窓のために切り取ったキャビネットの蓋.

気密性を上げるために隙間に市販の隙間テープを貼る.


キャビネット内の照明用に玄関に付ける外灯を取り付ける.

防滴型のためメディアが中に入り込まず都合が良い.





その5.排気部分の加工


キャビネットの排気用のシロッコファン.

このシロッコファンもベアリングが焼き付いていたため
捨てられていたモノ.ベアリングを交換して復活.


シロッコファンに排気用のホースを接続するアダプターを
作製する.

アルミ板(t=2mm)を切り出したところ.


50の塩ビ配管が差し込めるようにアルミ板を丸めて溶接.(右)

シロッコファンの吸い込み口に合うようにアルミ板を加工(左)

この後,両者を溶接する.


で,こんな感じ.


排気口は水道配管用のネジ付きプラグを塩ビ板に溶接.
排気配管は市販の洗濯機の排水ホース.
たまたまネジのサイズが合ったので流用した.

左に見えているのがエアー導入部.


出来あがり〜.


キャビネットの内部の様子.

グローブは廃棄寸前で頂いた薬品用手袋.
底の網はバーベキュー用網.
左端の白いのが外灯.
右端のパイプが排気.


早速,ブラスト具合をテストしてみる・・・・が,なんか遅い.
こんなに手間が掛かるのかと思うくらいに遅い.
で,知り合いがストレート製のサンドブラストを持っているので
チェックするが全然早い!! なんじゃこの違いはと思いながら,
そのままストレートヘ直行して同じブラストガンを購入した.

左が新しく購入したストレート製


エアーのノズルの比較.

左がストレート製.チョットだけ穴径が大きい.


メディアが出るノズルの比較.

左がストレート製.

全然違う.効率の違いはノズル径の違いということでした.


4気筒のシリンダーヘッドをブラストしてみる.
古い塗膜や汚れ,腐食も簡単にとれ,まあ機能は
果たしてくれている.




その6.使ってみて・・・

◎ 気密性について

蓋と本体との間に隙間があり,どうしてもそこから少しずつメディアが漏れてしまう.また蓋を開けるたびに
隙間に入り込んだメディアがこぼれてしまう.いずれにせよ付属の蓋を使用せず新規で作ったほうが良いかな.
蓋の部分を大きめに作ればキャビネットの容積も増えるので一石二鳥かな.

でもまあ,知り合いのストレート製のキャビネットもアチコチから漏れまくっていたし,どっこいどっこいかな・・・・.(^o^)



◎ ブラスト時の視界確保について

ブラスト自体は結構サクサクできるがブラスト中は砂嵐状態になるので,どこまでブラストが出来たかが確認しづらい.
高級なキャビネットには排気だけでなく吸気口が付いていて視界確保には留意しているようである.
この吸気口も設置位置でその効果が違うらしく蓋を作るときにでも考えてみようかな.

ちなみに覗き窓の内側にはOHPシートを貼って交換できるようにしている.



◎ その他

3馬力のコンプレッサーはさすが強力で,連続使用しても全く圧力低下が起きなかった.





ブラスト中のおかあちゃん.忙しいときには手伝ってくれる.


いつも,ありがとね!! 

 ん?? いつも?  いつもかなあ??  たまに???






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