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スズキのヴェクスター125.

速い訳でもなくデザインだって決して良い訳でもない,どっちかといえば地味で遅い

おっさんスクーター

ただ車体が大きめなので体の大きな私でもゆったりと乗ることができ,足元だってフラットなので荷物を積めたりと
それなりに重宝させていただいています.

初代ライダー犬だった「桃次郎」や「寅次郎」をバイクに載せて北海道に行くために,こいつのステップに乗せて
練習したもんです.


片道20Kmの通勤を10年近く乗ってきて走行距離は
66000キロ.
それなりにいろんなところが壊れてきます.

壊れ方に特徴があったり,街中やオークションの車両を
見ると似たり寄ったりなところが壊れていたりします.

持病というかウイークポイントのようなもんでしょうか.


持病について

一番厄介なのがエンジンの焼き付き.

安物オイルでオイル交換もせずに乗りっぱなしにしているのが原因なのか,設計が悪くてそうなるのかは分かりま
せんが,エンジンオイルが無くなり焼きついて廃車になった話を耳にします.

私の前のエンジンも正規品のモチュールの300Vを入れていましたが3000キロでオイルがレベル窓から見えなくなる
ことがありました.

クランクの両端はボールベアリング保持なので大丈夫ですがクランクのビックエンドがダメになってしまうようです.


4.7万キロを走り,お役御免となったエンジン.
              (2007年8月26撮影)


オイルの量を気にして乗るのは精神衛生上
よろしくなく,マフラーの調子も悪くなったので
低走行の中古エンジンに乗せ換えてしまいました.


マフラーのメッキカバー取れてしまうのも持病の
一つ.

軽度の転倒でも取り付け用のナットが溶接箇所
から取れてしまいます.


オークションを検索してみると似たような状態に
なったマフラーがあったりします.


シートの後方がこんな風に裂けるのもよくある話.



レアケースかもしれませんがエンジン冷却用の
ファンが割れたこともありました.

赤い矢印のところの羽が割れてなくなって
います.

最初は樹脂の経年劣化かと思いましたが,
その後も再発し結局3回ほど交換しました.


一枚でも羽が無くなるとすごい振動ですよ〜.
ゆっくりでも走れたものではありません.

ファンが無ければ冬の寒い時期でもエンジンは
あっという間にオーバーヒートです.











普通に走っていたのに,ある日突然エンジンが
掛からなくなったことがあります.

症状から配線図とにらめっこしキースイッチ
付近のカプラーの腐食を見つけました.

何なんでしょうかね.


さて今回の本題

純正マフラーの持病のお話.


一週間ほど前,それまで純正マフラー特有の静かな排気音が突然

「ブチッ・ブチッ・ブチッ・ブチッ・ブチッ〜」 と,なんとも

間抜けな音に変わりました.

スピードは落ちることはなく,ただただ,情けない音
しばらくすると,今度はトラックの排気ブレーキのような詰まった音がして今度はスピードが10Km/hほど
落ちエンジンが吹けません.

これがを繰り返しやってくるのです.


この時,前のエンジンのマフラーも同様な症状が出たのを思い出しました.



修理をする訳ですが,どうしようかと考えます.

オークションを見てみると幸いにも純正品らしき輸入品が新品で4〜5千円で出ています.
これが結構売れていて,そんなのを見ているとやはり同じ症状がでているんだろうと変に納得してしまいます.

ただ,安いと言っても同じ運命をたどるようでは芸がありません.


ステンレス製は無いかと見てみると・・・・ありました.
1万数千円と非常にリーズナブルな価格で出ています.これにしようかと半分決めかけていたのですが,
古い通勤バイクにいまさらながら1万数千円を出して新品パーツをおごるのことがどうも踏み切れません.
どっちかといえばその費用をアドレスV125購入資金に充てるほうが正解ではないかと強く思えてしまいます.


悩むこと一週間.


その間もヤツは容赦なく「ブチッ・ブチッ・ブチッ・ブチッ・ブチッ〜」と,私を精神を蝕んでくれます.


・・・前回も苦しめてくれた憎き純正マフラー.

いったいどうなっているのかを見てみることにしました.



下のマフラーは2007年8月にエンジンを
載せ換えしたときのモノ.


いつか調べてやろうと思い保管していました.


事前にネットで調べたら一件,ヒットしました.


カラン・コロンと音がする憎き初代マフラーの
後端部を溶接痕に沿って高速カッターで切断
していきます.


カラン・コロンの音の原因は隔壁構造となって
いるマフラーのU字型パイプでした.


ネットでヒットした事例とまったく同じ症状です.



おまけにマフラーの出口に何か詰まって
います.


なんと,吸音材が排気口に詰まって閉塞させて
いました.

こいつが最終的に私にエンジンを積み換える
決断をさせた犯人です.


まだ何か隠れています.



引っ張りだすと隔壁をつなぐパイプが出て
きました.



全体はこんな感じ.


エンジンから出た排気はマフラーの後端まで来て
Uターンして前方の隔壁へ送られ,その後パイプで
後部隔壁へ送られ排気される構造になっています.

U字パイプとストレートパイプが外れていたので
隔壁の穴からストレートで排気されていたようです.



詰まった吸音材はマフラーエンドのパンチングの
中にあったもので,パンチングが腐食して抜けて
しまっていました.

だから鉄は嫌い!!



予習ができたので本番に取り掛かります.


本ちゃんはこの位置で切断すると肝心な
ところが溶接出来ないので切断場所を
検討します.



溶接継ぎ目から内部隔壁まで87mmほど
だったので,溶接部から80mmの位置で
切断します.


ちょうどマフラーカバーの取り付けステーの
脇になります.



切断すると案の定,U字パイプとストレート
パイプが出てきました.


どうせなんで,並べてみました.



破損している箇所はまったく同じです.

やはり持病と呼べる気がします.



破損した箇所を詳しくチェックして見ます.


溶接範囲が狭いためストレスが局所的に加わり
そこから応力割れを起こしてしまっています.


U字パイプ側は本当にちょっとしか溶接して
ありません.


これはちょっといただけませんねえ.



さて溶接ですが,その前に汚れや錆を
ワイヤーブラシで落としたあと脱脂します.

塗装があるところは剥がしておきます.


さて,どの順序で溶接するか考えます.




長くなってきたので続きは

「スズキ ヴェクスター125の決まって壊れる純正マフラーの中身と再生修理のお話 その2」で.





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