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スズキ ヴェクスター125の決まって壊れる
純正マフラーの中身と再生修理のお話 その2



「スズキ ヴェクスター125の決まって壊れる純正マフラーの中身と再生修理のお話 その1」の続きです.


ストレートパイプを入れ,U字パイプをセット
します.


クラックが入り外れたところに出来るだけ
ピッタリ収まるようにプラハンで叩き込みます.

先ずはストレートパイプを隔壁にTIGで溶接します.


全周に渡り溶接したいところですがトーチが
入らないので7割ほど溶接しています.



マフラーを開腹する溶接継ぎ目から80mmの
ところで切断したのはここの部分を溶接するため
でした.

次にU字パイプを溶接します.
よく見ると上側のパイプも隔壁部にクラックが
入っています.

あの忌まわしい「ブチッ・ブチッ・ブチッ・ブチッ」って
排気音を思い出しながら

「これでもか」と言わんばかりに
溶接してやりました.

最後に切断したところを全周に渡り溶接します.



私の溶接は「なんちゃって溶接」

忘れたころに溶接するので一向に上達しません.


パルスを使って呼吸を整えながら溶加棒(溶接棒)を
入れていきますが,不均一なビートに

気持ちもへこみ気味だったりします.



溶接が終わったので適当に錆を落して耐熱スプレーで仕上げます.



車体に取り付けマフラーカバーを付けたら完成.




エンジンをかけるといつものジェントルなヴェクスターの排気音が聞こえて
きます.



時代はエコロジー.廃棄物を少しでも抑え地球環境に配慮した修理.

なんてステキなんだと自分に言い聞かせつつ,なんだか複雑な心境の今日この頃.


とにかく,変な排気音の原因が分かっただけでも,心の中がすっきりしました.



因縁の憎き純正マフラーとの戦いに一応勝利したと言わせておいてください.


しかし,そろそろ本当に買い換えないとあかんなあ.




毎度,くだらない工作ネタにお付き合いいただきありがとうございました.このお話の始まりは

スズキ ヴェクスター125の決まって壊れる純正マフラーの中身と再生修理のお話 その1です.




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