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電子ピアノの脚部(台座部)の修理のお話

その3 その他の修理編

ぶつかって壊れた電子ピアノの脚部(台座部).

外形と塗装が完了しその他の不具合の修理のお話です.

1章は 「電子ピアノの脚部(台座部)の修理のお話 その1」
2章は 「電子ピアノの脚部(台座部)の修理のお話 その2 塗装編」  になります.


ペダルの修理

ピアノにはペダルがあってそれを踏むと何かが変わるのは素人の私にでもわかります.

で,仮組みした脚部にピアノ本体を乗せてちゃんと鳴るか確認したのですが,ペダルを踏んでも
その違いが分かりません.
普段工作ばかりしているせいか私は音痴で音感は皆無です.

念のためその機能をGL先生に聞いてみました.


・左足ペダルは踏むと音がソフトになります。…と言っ ても微妙なのでわかりに くいかもしれません。   
・右足ペダルは踏んでいる間、音が持続します。普通、 ピアノは鍵盤を押すと音 が出て、離すと音が
止まるように なっていますが、このペダルは鍵盤から手を離してもし ばらく音が鳴り続けるよ うに
なっています。
」  (原文のまま)



そう教えてもらっても何度やってもその違いが私にはわかりません.

少々落ち込む私・・・・

工作ばかりしてるんじゃあなかった・・・.

ケンカも弱くて泣き虫で根性なし.

スポーツもだめ.球技なんてとんでもない.(球がベアリングの大きさまで小さくなると得意になる.)



これがその音を何とかしてくれるペダル.・・・らしい

私には聞き取れないので必要の無いモノ.


こんなモノ,世の中に無かったらいいのに!!


よく見ると何やらテープで補修している形跡が・・・


テープを解いて中を見てみると・・・・

っん?

配線がメチャメチャ

ガムテープで修理するなんて聞いた事が無い.

どんな奴がいいかげんな修理をしたのかと,がっくしきてしまった.

で,そのことをGL先生にお話したら

・・・・中学三年生の生徒さんが修理したとの事.

その話を聞いてびっくりした.

 よく見ると不十分な修理だがガムテープを小さく切って一本一本丁寧にまいてある.
これが中学生のやったことなら話は別.よく出来ていると関心した.
(大人でもこんなに丁寧に出来る人は少ないのでは.一度その子に会ってみたい気がした.)
これを修理した中学生がみても恥ずかしくないように一本一本ハンダ付けしてエンパイヤチューブで絶縁処理をして
熱収縮チューブで束ねて補修した.




導通チェックをして間違いが無いかチェックする.



スイッチが酸化して少し接触不良気味なので分解して
接点を磨いておいた.



本体に取り付け.


かすかな期待.


私が音に鈍感ではありませんように・・・・.


・・・・神様

・・・・仏様

で,これをピアノ本体に接続して鳴らしてみたら・・・・・


ちゃんと私にも分かるじゃあないですか!!


強く鍵盤をたたいても音がそんなに強く鳴らない!!

ペダルを踏んでいる間音が持続する.


良かった.音にうとい奴じゃあなかった.

やっぱこのペダルはピアノに必要ね. 必需品!!

ということでペダルは無事直しました.



本体の固定ステー

オリジナルは鉄板を曲げた板金モノでひん曲がってたので
アルミのアングル材を切り出して作り直し.



アルミは加工性や錆に強いので大好きです.


さて,これで修理が完了したと思いきや

鍵盤のシャッター(扉)の開閉がぎこちなくスムーズに
スライドしない.


シャッターの両側にはギアが有りシャフトで繋がっていて
左右均等にシャッターが開閉できる機構になっている.

そのシャフトとシャッターは3箇所で固定されている
(赤矢印の部分)

その右端のモノが割れていてる.


割れた固定具
その向こうにギアが見える


左が正常  右が破損したモノ


よく見るとギアもかけている.

修理するにはプラスチックの補修でおなじみの「プラリペア」を
使うくらいしか方法が無いが,個人的にあまり上手くいった
経験が少なくちょっと悩んだ.


修理するモノがギアの歯一枚なので普通でやってもすぐに
ポロって外れるのは目に見えている.



で,今回はスパイク効果を狙って歯のベースに細いドリルで
数箇所穴を明けてみた.



穴にプラリペアのパウダーを入れて



プラリペアの「型取りくん」を使い,他の歯から型をって
破損した個所にあてがって



そこにプラリペアのパウダーを流し込み・・・・・



次いで専用リキッドを注ぎ入れて・・・・・


出来上がり.


シャフトの固定部品も同じように貫通穴を複数明けて
そこにパウダーを流し込み同じ手法で修理している.


(単なるプラリペアの宣伝になってしまったような・・・)





  ようやく全ての修理が終わり完成した電子ピアノ








長い間お預かりしてしまい,運送会社でピアノの取り扱いが
出来なくなっていたため,岡山まで配達に行って来た.

GL先生,時間がかかってしまい本当にすみませんでした.

また十二分なお気遣いありがとうございました.

持ち主の方にもよろしくお伝えください.




GL先生は今,ジャズオーケストラ「カウントハードジャズオーケストラ」に所属され,先日そのライブが関西で
あるということで招待していただきました.

普段,工作ばかりしている私は生の音楽に接する機会などなく,音楽の持つエネルギーと芸術に触れられて
その素晴らしさを実感させていただきました.



歌は人の心に何かを訴えかける事が出来てすごいなあと思います.

だから歌手って素晴らしと思います.



モノ作りもそんな風に人の心に何かを訴え掛けられたり,人を幸せに出来たらなあと,そう思うときがあります.




長々と失礼しました.




              このお話のはじめは「電子ピアノの脚部(台座部)の修理のお話 その1」になります




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