〜カローラ号(GPz1100)のカウル製作(第一章)〜
久しぶりの工作ネタです.といってもこのネタはオクテックガレージ大阪本店の頃の取り置きのネタなのであしからず.
我がカローラ号のカウルはこちらでも書いてあるように数年前にFRPで作ったモノ. ちょっと飽きてきたかな〜って
感じで,ずう〜っと作り直したいと思っていたけど,カウルを作るってこれがまた結構 面倒で大変.で,結局そのまま
ズルズル乗ってきていた.
そんなときに友人からDVDナビをもらい(そのお話しはこちらでね), どうせならモニターをカウル内にすっきり
収めたいな〜なんて思ってしまい,これまたどうせやるなら新しいカウルの方が やりがいもあるし・・・
ってな感じで思い切って作り直すことにしちゃいました.
と言うことで,今回は実際のカウル製作のお話しです.多分写真が多くて文章書くのも時間が掛かるので
順を追ってアップしていきます.まあ,気長に見てやってくださいね.
新しくカローラ号のカウルのモデルとなるCB1100Rのカウル. 以前,こちらのガレージ日記でも書いたようにCB1100Rの フロントカウルは 私のチョ〜お気に入りのデザインで,少し時代を 感じるさせるものの,そのセンスは一流と思っています. でもね,これをこのままコピーして作ってもあんまり意味が ないので,バランスを崩さない程度でモデファイすることにしました. さてどうなるかなあ?? ちなみにこれはヤフオクで5000円でかったレプリカカウル. かなりのボロです. |
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ご覧の通り ボロです. |
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削れちゃって,無くなってたりしてます. 初めて見たとき正直ヘコミました. 5000円,5000円.たった5000円と自分に 言い聞かすこと数日,少し気持ちが晴れました. ・・・嘘です. 見ないようにして過ごしてきました. |
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ボロイばかりか,小汚かったので先ずは洗ってみました. 洗ったら,見違えるほどキレイになりました. ・・・・嘘です. キレイになるわけないでしょ!! どうでもいいのでアスファルトの上にじか置きしてます. これが大切なモノだったらダンボールとかの上に置いてるん でしょうね. バイク屋さんとか他人の作業を見るとき,こんな事を注意して見ると, その人の作業の繊細さや質の高さが分るよ. |
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あまりのボロさに腹が立って剥離材で塗装も剥がしちゃいました. 全く製作意欲が湧かない嫌なひと時です. |
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表面のパテ?(サフェーサーかなあ?)が異様に ボコボコしてるんでペーパー掛けします. ほとんど楽しくないです. |
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あらららら・・・. ひび割れなんかも見つかったりして・・・. いくら削ってもアバタは消えまシェ〜ン!! |
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とりあえず,ヒモでしばって仮付けしてみます.
ヘッドライトの位置を変えずに取り付けてみたら高すぎて,
あらら,間の抜けた顔になっちゃった.
と言うことで,いろいろ位置を変えたりなんかして様子をみたりして・・・・
このあたりがハートにビビッと感じたんでこれで行くことにしました.
(最初の状態から4センチ程度落とした位置です.ヘッドライトの隙間の違いが下げた量です.分ります?)
まあ,こんな話しはこれを見てくれてる方にはどうでもいい事なんですが,「こんな事もやってますよ」っ
てことで.
車体とのマッチングのイメージもなんとなく つかめたのでカウルのデザイン創りから. おーっ,コメントが「マッチング」とか「イメージ」とか 「デザイン創り」とか,カタカナ言葉が多くて なんとなくデザイナーっぽくて,何かステキじゃん!! さて,カウルはというと,いざ付けてみると意外と丸っこすぎて ダメダメ. ・・・・・でも,「釣鐘型おっぱい」ってホントいいよね. |
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てなことで,ここのお碗型の部分を切り取ります. |
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ちょっと,躊躇(ちゅうちょ:難しい漢字やねえ)したけど, 切ってやった!! 切り取ると重みでカウルが変形するんで,つっかえ棒をいれて ます. |
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パテを盛って新しくデザインを起こすので,切り取った部分を ふさぐためにスタイロフォームを貼り付けていきます. 貼り付ける部分が曲面なんでスタイロフォームは角柱状に 切り取って貼りやすい形状にしてあります. 固定はいつものようにホットボンドですよ. ここできちんとスタイロフォームを貼るとそのあとのパテ盛りの 量が節約できちゃうんですね. |
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仕上がりを考えながらパテを盛っていきます. パテは厚く盛るので硬化剤を入れて使うポリエステルパテです. 当然,硬化剤を入れるとすぐに硬化が始まるので一度に大量に 作らず,少量ずつ練って盛り付け,練っては盛り付け・・・ てな感じで進めていきます. 当然ですがパテを練る所が必要なんで,作業に入る前に ダンボール紙を適当な大きさに何枚か切っておいて,その上で 練るようにしてます. 効率のいい作業は 創作意欲が高まっちゃいます. ただし,印刷している面を使うとパテに色移りするので注意してね. |
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10分程度で固まりはじめるので,カッターやペーパーなんかで 成型していきます.絶対に一度では出来ないので何度も何度も パテを盛っては削りを繰り返します. 空研ぎなんで家中ホコリだらけになります. 横にいる寅次郎もホコリだらけでした. |
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デザイン創りのためにサンダー買っちゃいました. 前からこのデザインが気になってたんですね〜. 機械工具の世界にしては斬新なデザインで握りやすく, 軽いので細かな作業が多いデザイン創りには重宝しました. サンドペーパーの先っぽはどうしても他より先にちびってしまうん ですが,こいつはその先端だけが余分に付いていて,そこだけ 交換できるんですね. (他の商品もそうなってるのかなあ?) できれば,ペーパーの材質がもっと良かったら100点満点 なんですけどね.(ちょっと,ちびりやすい) |
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左側のデザインが出来あがりました. デザインは私の感性のモンなんで良し悪しはご容赦を. |
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丸みをおびたCB1100Rのカウルに強めのプレスラインを つけて,曲面と直線を組み合わせシャープさを出すように しています. これって「プレスライン」って呼び名でいいのかなあ? 間違ってたらゴメンなさい. プレスラインはエアダクト開口部の横から下に下がり, カウルのアゴの部分につなげるようなデザインにしました. 何度も言いますが デザインは私の感性のモンなんで ブサイクでもへたくそなんて言わないでね. |
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第一章はとりあえずココまで.
片面のデザインが決まったので今度は反対側のデザインを創ります.
左側と同じように右側を同じ様に創るのって意外と大変で,これを適当にやっちゃうと
正面から見てヘンテコなカウルになっちゃいます.
第二章ではそのあたりからお話しますね.
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