FRPでカウルをつくろう!!

   〜カローラ号(GPz1100)のカウル製作(第2章)〜


もらいモノのDVDナビのモニターをカウル内に収めたいと思った事からカウルを作り直すことを決めた
我がカローラ号.
第1章(こっちですよ)ではボロのCB1100Rレプリカカウルを元に 新しくデザインを起こす途中まで
アップしましたが,今回はその続きで,マスターモデル製作のお話です.

これまた多分写真が多くて文章書くのも時間が掛かるので第三章になだれ込むと思います.

気長に見てやってくださいね.


これが前回お話しした左側の面のデザインで,今回はこれと
同じデザインを右側の面に創ります.

上手く創らないとへんてこなカウルになるので,今回は
そのあたりのお話しです.


右側の面も同じように「お碗型 おっぱいの部分を
切り取っちゃいます.


頑張って左側と同じように右側を成型します.

でもね,いくら頑張っても正面から見たりすると

どこかやっぱり違うんですね〜.


で,こいつの登場です.

名前は型取りゲージ.

知らない人にしてみりゃあ 何じゃこりゃでしょうね.


こんなふうにあてがって使うんですねえ.

針金が何十本と並んでいて,押さえた針金がへこむように
なっています.


カウルのネジやミラーの取り付け穴など,左右に同じ位置に
あるものを目印にして型を取っていきます.

でもって反対側にあてがってみたら・・・・.

・・・・合いません.

左右均等になるように頑張ったつもりでも,やっぱり違うん
ですねえ.これが合うまで修正を繰り返して行きます.


実際は作業では,先ず型取った形を厚紙に写し取ります.


写し取った線に沿って切り取って簡易的な型取り治具を
作ります.

ちなみにコの字に折り曲げてるのはペラペラ しない
ためです.


右側のが先ほど紹介した型取りゲージで型取りできる幅は
150mm.
カウルが大きいので,左の大型のモノを

とある所から試用させてもらいました.

使ってみた感想はというと,大きいので型を取る際に
押さえつけるのも結構力が必要で,カウルの方がへこんだりと,
カウル製作には

不向きでした.

小さいゲージで,ちょっとずつ型取って行く方が上手くいくかな.

決して,使ってダメやったから
           返品したんと違うよ.


話しは戻って,

型取り治具をあてがう箇所にマジックでラインを引きます.


で,こんな感じで使います.


他の所も同じように・・・

今回,型取り治具を3ケ作りました.


側の面に当ててみると,

あらら,隙間が・・・.

プレスラインの位置は合ってるけど,プレスラインの上下の面に
隙間ができていて合ってませんね.

このときプレスラインを研磨して面を合わせるか,面にパテを盛って
合わせるか良く考えます.


あ〜あ,ココも合ってへんなあ.


修正が必要な箇所に印を付けて,研磨,パテ盛りを行い
仕上げていきます.

腹立つくらい面倒くさい作業です.

ひたすら辛抱が必要.

でもねえ,この形が製品の形になるんで,ここは
我慢,ひたすら我慢
です.







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